コラム記事
一人になりたい時に行く場所とは?疲れた心をほどく過ごし方とおすすめの選択肢
仕事や人間関係に追われる毎日の中で、ふと「誰にも会わず、一人になりたい」と感じることはありませんか。
「そういう時、どこに行けばいいんだろう」
「一人になれる場所って、実際どんなところがあるの」
「気持ちをリセットしたいけど、何から始めればいいかわからない」
そんな声に、日々ホテル運営に携わりながら、自分自身も一人になる時間を大切にしている私が、実際に足を運んでいる場所や試している過ごし方をもとにお答えします。近所で今すぐ始められる手軽な過ごし方から、じっくり日常を離れる過ごし方まで、幅広く紹介していきます。
なぜ「一人になりたい」と感じるのか
一人になりたいという気持ちは、誰にでも起こりうる自然な反応であり、心が発している大切なサインです。決してわがままでも逃避でもありません。
そう言えるのは、都会の喧騒の中で働いていると、知らず知らずのうちに気持ちが張り詰めていくからです。満員電車、鳴り止まない通知、次々と入る予定。まるで「戦場」にいるかのような感覚で、常に仕事モードのスイッチが入りっぱなしになってしまう人は少なくありません。
気づけば一日中、誰かと話したり、何かに対応したりすることに追われ、自分だけの時間がまったく取れていない、ということもあるでしょう。そんな状態が続くと、心のどこかで「どこかで発散させなければ」という欲求が生まれます。
だからこそ、その気持ちを無理に押し込めるのではなく、意図的に一人の時間を作ってあげることが大切です。
一人になれる場所・過ごし方7選
一人の時間を作る方法は、一つではありません。近所で今日から始められる手軽な方法もあれば、少し足を延ばしてじっくり向き合う方法もあります。
自分の状態や使える時間に合わせて選べるよう、ここでは代表的な7つの選択肢を紹介します。まずは全体像を一覧で確認してみましょう。
- 公園や緑地でぼんやり過ごす:近所で今すぐ始められる(短時間で気分転換したい人)
- 図書館やカフェで静かに過ごす:静けさの中で頭を整理できる(屋内でゆっくり考えたい人)
- 温泉やスーパー銭湯でゆるめる:身体からリラックスできる(疲れを物理的にほぐしたい人)
- 山や海など大自然の中へ:五感を使って気持ちをゆるめる(日帰りでリフレッシュしたい人)
- 走ることに没頭する:体を動かし、頭の中を空にする(体力を発散させたい人)
- ノートとペンで「発散の日」を作る:思考を書き出し、頭の中を空っぽにする(考えごとを言葉にして整理したい人)
- 一棟貸しの宿・古民家宿泊:非日常の空間に身を置き、意識せず一人時間を確保(まとまった時間をかけてじっくり向き合いたい人)
ここでは、それぞれの過ごし方を詳しく紹介します。
1. 公園や緑地でぼんやり過ごす
一人になりたい時、最も手軽なのが近所の公園や緑地に足を運ぶことです。特別な準備がいらず、今すぐ行ける場所だからこそ続けやすいという特徴があります。
ベンチに座って木々の緑を眺めたり、鳥の声に耳を澄ませたりするだけで、張り詰めた気持ちが少しずつほぐれていきます。スマートフォンを見ず、ただぼんやりと過ごすのがポイントです。
仕事の合間や休日の朝など、思い立った時にすぐ実践できる手軽さが、この方法の一番の魅力です。
2. 図書館やカフェで静かに過ごす
一人になりたいけれど外出はしたい、という時におすすめなのが図書館やカフェです。人の気配はありながらも、会話をする必要がない環境が心を落ち着かせてくれます。
静かな空間に身を置くだけで、頭の中が整理されていく感覚を得られます。読みたかった本を読む、ノートに考えを書き出すなど、自分のペースで過ごせるのも魅力です。
天候に左右されず、平日の隙間時間にも利用しやすい選択肢だといえるでしょう。
3. 温泉やスーパー銭湯でゆるめる
心の緊張をほどきたい時は、まず身体をほぐすところから始めるのも一つの方法です。心と身体はつながっているため、身体がゆるめば気持ちも自然と軽くなります。
湯船に浸かりながら何も考えない時間を作ると、思考の巡りが一度リセットされます。サウナや水風呂を組み合わせれば、より強くスイッチを切り替えることができます。
仕事帰りや休日の予定の合間にも取り入れやすい方法です。
4. 山や海など、大自然の中へ
一人になりたい気持ちが強い時ほど、大自然の中に身を置くのが効果的です。日常から物理的に距離を置くことで、頭を切り替えやすくなるからです。
小鳥のさえずりを聞く、潮風を感じる、土や木々の匂いを嗅ぐ。視覚だけでなく、五感すべてで自然を感じることで、張り詰めていた気持ちが少しずつゆるんでいきます。
このとき大切なのは、パソコンを持たないことです。荷物はノートとペン、スマートフォン一台程度に留め、あえて電源を切ってしまうのもおすすめです。
5. 走ることに没頭する
頭の中を強制的に空っぽにしたい時は、体を動かすことに集中するのも有効です。考える余地がなくなるまで身体を追い込むことで、自然と思考が止まるからです。
ジム、皇居ラン、海沿いのランニングコースなど、「走ること以外、何も考えられない」という状態を作るのがポイントです。仕事のことを考える余地がなくなるところまで体を動かします。
運動でリフレッシュするだけでなく、思考が一度リセットされることで、後から新しいアイデアが浮かびやすくなるという効果も期待できます。
6. ノートとペンだけを持って「発散の日」を作る
頭の中にあるものを、一度すべて外に出してしまうのも一つの方法です。書き出すことで、頭の中を物理的に空っぽにできるからです。
あえて予定を決めず、「今日は発散させる日」と割り切ってしまいましょう。思いついたことを片っ端からノートに書き出す、日記をつける。
不思議なことに、この状態から出てくる考えほど、質が良かったりするものです。誰かに見せる前提がないからこそ、正直な気持ちを書き出せるのも利点です。
7. 一棟貸しの宿・古民家宿泊で日常から距離を置く
まとまった時間をかけてじっくり向き合いたい時は、非日常の空間に身を置くという選択肢もあります。環境ごと切り替えることで、意識せずとも一人の時間を確保できるからです。
一人になる時間が必要だとわかっていても、日常の中で意図的にその時間を作るのは、正直なところ簡単ではありません。仕事や家庭に追われていると、つい後回しにしてしまいます。
そんな時に選択肢の一つとなるのが、近くに大自然があり、あえて時計を置かない一棟貸しの宿です。例えば一棟貸しの宿、The Nature Hotel(詳細はこちら)は、そうした過ごし方に向いている宿のひとつです。
すぐ近くには山があり、登った先からは海を一望できる場所もあります。岩の上や芝生に腰を下ろし、ただぼんやりと景色を眺める時間を過ごすこともできます。
私が実践している「一人になる」時間の作り方
The Nature Hotelの運営に携わる中で、私自身も日常的に一人の時間を大切にしています。都会の喧騒の中にいると、どうしても気持ちが萎縮して、仕事モードのスイッチが入りっぱなしになってしまうからです。
だからこそ、意図的に大自然を感じる時間を作るようにしています。一人になりたいと感じたとき、私は山や海に足を運ぶことが多く、持ち物はパソコンを置いて、ノートとペン、スマートフォン一台のみに絞っています。
スマートフォンの電源はあえて切ってしまうこともあります。コーヒーを片手に、ただぼんやりと過ごす。
実はそうした時間の中でこそ、一番良いアイデアが浮かんでくることに気づきました。走ることに没頭して無心になる日もあれば、思いついたことをノートに書き殴る「発散の日」を作ることもあります。
方法は一つに決めず、その時の自分の状態に合わせて選ぶこと。これが、一人の時間を上手に活用するコツだと感じています。
よくある質問
Q. 一人になる時間は、どれくらい確保すればいいですか?
決まった正解はありません。まずは30分でも1時間でも、日帰りで確保するだけで効果を感じやすくなります。
もう少しじっくり向き合いたい場合は、1泊してパソコンから離れる時間を作るのもおすすめです。短い時間から始めて、自分に合った長さを見つけていくとよいでしょう。
Q. 一人で宿泊するのは不安なのですが。
一棟貸しの宿であれば、他の宿泊客と顔を合わせる心配がなく、周囲を気にせず自分のペースで過ごせます。誰にも邪魔されない環境だからこそ、かえって安心して一人の時間に集中できたという声も多く聞かれます。
初めての場合は、近場で1泊からチャレンジしてみるとハードルが下がります。
大自然の中で、本当の自分と向き合う時間を
一人になりたいという気持ちは、心が発している大切なサインです。共通しているのは「意図的にその時間を作る」ということです。
公園でぼんやり過ごす、温泉で身体をゆるめる、山や海に足を運ぶ、ノートに書き出す。方法はいくつもありますが、どれも自分から一歩踏み出すことで初めて得られる時間です。
The Nature Hotelでは、あえて時計を置かない空間の中で、太陽の光や小鳥のさえずりとともに一日が始まります。窓の外には日本庭園が広がり、風が吹くたびに木々が揺れる様子を、ただ眺めて過ごすこともできます。
南部鉄器の急須で丁寧にお茶を淹れたり、フィルターでコーヒーを淹れたりしながら、じっくりとその時間を味わう。1日1組限定の大人の隠れ家だからこそ、誰にも邪魔されない一人の時間を過ごすことができます。
大自然の中で五感を研ぎ澄まし、本当の自分と向き合う時間を過ごしてみませんか。